北斎サミット開催のご案内
長野県阿智村の長野県宝安布知神社拝殿天井絵の修復工事が完了しました。
修復完成にあたり、令和元年9月7日、阿智村にて、天井絵修復説明会と天井絵を膠絵具で描くワークショップが開催され、弊所の山内が講師を務めました。
ワークショップは9歳から93歳の男女17名が参加、2時間で天井絵を描き上げられました。
剥落止め処理前
剥落止め処理後
だんじり彫刻の脱落、欠失した竜や獅子等の目を復元製作しました。
ガラス製の目よりも安価に製作し、脱落しないように接着します。
目はエポキシ樹脂で成形、アクリル絵具で彩色、無色透明アクリル樹脂でコーティングし、
ガラス製のように仕上げました。
復元前の竜の目 多くが外れ、欠失している
長野県宝(県指定文化財)安布知神社拝殿天井絵(延宝3年(1675年))の保存修復工事
弊所が修復工事を担当させていただいております天井絵修復工事が信濃毎日新聞で紹介されました。
本年9月7日、現地にて天井絵の説明会が開催され、弊所の山内が絵の概要や制作技法、修復工事等について解説させていただきます。また同日午後には、天井絵を模写するワークショップも開催されます。
スケジュールは下記の通りです。
9月7日 午前10時~ 長野県阿智村安布知神社にて、天井絵説明会1回目
午前11時~ 同説明会2回目
午後1時~3時 阿智村公民館にて、ワークショップ(天井絵模写)
※詳細は、長野県阿智村教育委員会へお問い合わせください。